「推しが好きなのに、最近なんだかしんどい…」
そんな気持ちを抱えていませんか?
楽しいはずの推し活が、いつの間にか心の負担になってしまう「推し疲れ」。
実は推し活経験者の約7割が経験しているという調査結果もあり、決してあなただけではありません。
この記事では、推し疲れの基本的な意味から実態、そして具体的なチェックリストまで、リアルな推し活女子の声をもとに徹底解説します。

自分のペースで推し活を楽しむためのヒントを見つけて、もう一度「好き」という気持ちを大切にできる方法を探していきましょう。
目次
推し疲れとは?
推し疲れとは、推し活による精神的・身体的な疲労状態を指す言葉です。
好きなアイドルやタレント、キャラクターなどを応援する活動が、本来の楽しみから義務感に変わり、心身に負担を感じるようになる現象を表しています。
推し疲れの定義
かつては楽しかった応援活動が、いつの間にか「やらなければならないこと」に変わってしまう。
それが推し疲れの本質です。
2025年の調査によると、推し活をしている人の割合は全体の約16.7%で、人口換算すると約1384万人にのぼります。
そして、VOCEアンバサダーへのアンケートでは、推し活経験者のうち67.9%の方が推し疲れを経験したことがあると回答しています。
これは決して珍しいことではなく、多くの推し活ファンが直面している共通の悩みなのです。
なぜ「推し疲れ」という言葉が生まれたのか
推し活が一般化し、SNSでの情報共有が活発になるにつれて、ファン同士の交流や比較も増えました。
「本当のファンなら全てのコンテンツを追いかけるべき」という無言のプレッシャーや、他のファンとの活動量の比較による焦燥感。
こうした現代特有のストレスが、推し疲れという言葉を生み出す背景となったのです。
推し疲れの実態!よくある5パターン
推し疲れの原因は人それぞれですが、多くの推し活女子に共通するパターンがあります。
ここでは、リアルな声をもとに、代表的な5つのパターンをご紹介します。
- 金銭的な負担による推し疲れ
- 時間の拘束による推し疲れ
- SNS疲れによる推し疲れ
- 人間関係のストレスによる推し疲れ
- 義務感やプレッシャーによる推し疲れ
金銭的な負担による推し疲れ
推し活には、予想以上にお金がかかります。
グッズ購入、ライブチケット代、交通費、宿泊費など、気づけば月の支出の大部分を推し活に費やしているケースも少なくありません。
「今月もまたグッズ発売…お給料が足りない」
「遠征費用のために貯金を崩してしまった」
こうした経済的なプレッシャーは、長期的なストレスとなり、推し活そのものを苦しいものに変えてしまいます。
特に限定グッズの発売や複数会場でのライブツアーが重なると、経済的な負担は一気に増大します。
時間の拘束による推し疲れ
推し活には、思った以上に時間がかかります。
SNSでの情報収集、グッズ購入のための並び時間、イベント参加、動画視聴など、気づけば1日の大半を推し活に費やしていることも。
「リアルタイムの情報を逃したくなくて、常に携帯をチェックしてしまう」
「睡眠時間を削って推しの動画を見ている」
仕事や学業と両立しようとすると、睡眠時間を削ることになり、慢性的な疲労状態に陥りがちです。
SNS疲れによる推し疲れ
推し活においてSNSは情報収集に欠かせないツールですが、同時に大きなストレス源にもなります。
「推しの情報を見逃す不安から、常にタイムラインをチェックしてしまう」
「他のファンの充実した推し活を見て、自分と比較して落ち込む」
SNS上での炎上や批判的な意見を目にすることで、推しへの心配や怒りが生じ、感情的な消耗を招きます。
また、ファン同士のマウンティングや対立に巻き込まれることも、精神的な負担となります。
人間関係のストレスによる推し疲れ
推し活コミュニティ内での人間関係も疲れの原因になります。
「推し被りの人との関係維持に気を遣う」
「『いいね』やリツイートをしないと関係が悪くなりそうで怖い」
SNS上でのファン同士の対立や、非ファンからの理解不足の言葉に傷つくこともあるでしょう。
推しの話ができる友人がいない孤独感や、逆に推し仲間との距離感に悩むケースもあります。
人間関係のバランスを取ることの難しさが、疲労感を増幅させるのです。
義務感やプレッシャーによる推し疲れ
「本当のファンなら全てのコンテンツを追いかけるべき」という完璧主義が、大きな精神的プレッシャーを生み出します。
「イベントに参加できないことへの罪悪感がある」
「他のファンと比べて『応援が足りない』と自分を責めてしまう」
本来は趣味であるはずの推し活が義務のように感じられると、楽しさが薄れていきます。
SNSで他のファンの活動を見ることで、自分の応援が不十分に思えてしまうことも多いのです。
推し疲れの特徴
推し疲れには、いくつかの特徴的な症状があります。
自分が推し疲れしているかどうか、以下の特徴に当てはまるものがないかチェックしてみましょう。
精神的な症状
推しのコンテンツを見るのが苦痛に感じる
以前は楽しみにしていた推しの投稿や動画が、見ることすら億劫になってしまいます。
「見なきゃ」という義務感だけが残り、純粋な喜びを感じられなくなります。
グッズ購入やイベント参加に罪悪感や後悔を覚える
「またお金を使ってしまった」「本当に必要だったのか」と、購入後に後悔の念が湧いてきます。
推し活にお金を使うことへの罪悪感が、心の負担となります。
推しへの気持ちが冷めたように感じる
「あんなに好きだったのに、最近はときめかない」という感覚に襲われます。
本当に気持ちが冷めたのか、一時的な疲れなのか、自分でも判断がつかなくなります。
身体的な症状
睡眠時間を削ってしまい、日常生活に支障が出ている
推しのライブ配信やSNSチェックのために夜更かしをして、翌日の仕事や学業に影響が出ます。
慢性的な睡眠不足は、心身の健康を大きく損ないます。
推しのスケジュールに合わせて無理な生活リズムになっている
推しの活動時間に合わせて生活リズムを変え、本来の自分の生活ペースを崩してしまいます。
これにより体調不良を引き起こすこともあります。
推し関連のことで頭がいっぱいで、仕事や家事に集中できない
推しのことを考えることで頭がいっぱいになり、目の前のタスクに集中できなくなります。
これが仕事のミスや家事の遅れにつながり、さらなるストレスを生み出します。
行動面での症状
SNSをチェックしないと不安になる
推しの情報を見逃すことへの恐怖から、常にSNSを確認する習慣がつきます。
通知が来るたびにスマホを手に取り、リアルな人間関係がおろそかになることも。
他の趣味や人間関係を犠牲にしている自覚がある
推し活以外の趣味に時間を使わなくなったり、友人との約束をキャンセルして推し活を優先したりします。
生活の中で推し活の比重が大きくなりすぎていることに、うすうす気づいています。

これらの症状が複数当てはまる場合は、推し疲れのサインかもしれません。
【推し疲れチェックリスト】あなたの疲労度を診断
ここでは、あなたが推し疲れをしているかどうかを確認できるチェックリストをご用意しました。
以下の項目に当てはまるものがいくつあるか、数えてみてください。
推し疲れチェックリスト(全20項目)
金銭面
- [ ] 推し活のために貯金を崩したことがある
- [ ] 生活費を削って推し活にお金を使っている
- [ ] グッズ購入後に後悔することが増えた
- [ ] 月の推し活費用が収入の3割を超えている
時間面
- [ ] 推しのために睡眠時間を削ることが多い
- [ ] 推しの情報を追うことが日課になっている
- [ ] 推し活以外の趣味をする時間がなくなった
- [ ] 仕事や学業に支障が出始めている
SNS・情報収集
- [ ] SNSを見ないと不安になる
- [ ] 推しの情報を追いかけるのが義務になっている
- [ ] 「いいね」やリツイートなどのSNS活動に疲れている
- [ ] 他のファンの投稿を見て、自分と比べて落ち込むことがある
人間関係
- [ ] 推し活が原因で、プライベートな人間関係に支障が出ている
- [ ] ファン同士の関係に気を遣いすぎて疲れる
- [ ] 推し活について理解されず、孤独を感じる
- [ ] 推し友との付き合いがストレスになっている
精神面
- [ ] 推しのコンテンツを見ることが楽しくなくなった
- [ ] イベントに参加できないことに罪悪感を覚える
- [ ] 「本当のファン」でいなければというプレッシャーを感じる
- [ ] 推しへの気持ちが義務感に変わっている
診断結果
0〜4個:推し疲れ度【低】
今のところ、バランスよく推し活を楽しめているようです。
ただし、時々自分の状態をチェックして、無理をしていないか確認しましょう。
5〜9個:推し疲れ度【中】
少し疲れが溜まり始めているサインです。
推し活のペースを見直したり、休息を取ったりすることをおすすめします。
10〜14個:推し疲れ度【高】
かなり疲れている状態です。
一度推し活から距離を置いて、自分自身をケアする時間を設けましょう。
15個以上:推し疲れ度【危険】
心身ともに限界に近づいている可能性があります。
すぐに推し活のやり方を見直し、必要であれば専門家に相談することも検討してください。
リアルな推し活女子の声
実際に推し疲れを経験した推し活女子たちの生の声をご紹介します。
彼女たちの体験談から、推し疲れのリアルな実態と向き合い方を学びましょう。
Aさん(28歳・会社員)の場合
「全部追いかけなきゃ」という義務感に疲れた
「K-POPアイドルを推していたのですが、メンバー全員のSNSを毎日チェックして、すべてのコンテンツを見るのが当たり前になっていました。仕事から帰って深夜まで動画を見続け、睡眠時間は4時間程度。職場でも眠くて集中できず、ミスが増えました。ある日、推しの投稿を見ても何も感じない自分に気づいて、ハッとしたんです。『私、疲れてる』って。それから少しずつSNSを見る時間を減らして、好きなコンテンツだけを選んで楽しむようにしました。今は以前より推し活の時間は減ったけど、心から楽しめています。」
Bさん(32歳・主婦)の場合
経済的な負担が家計を圧迫
「STARTO ENTERTAINMENTのアイドルを推していて、毎月のグッズ購入やコンサート遠征で月に10万円以上使うこともありました。夫には内緒で貯金を崩していたのですが、ある時通帳を見てショックを受けました。子どもの教育費のための貯金まで使っていたんです。罪悪感と自己嫌悪で、推し活自体が苦痛になりました。今は月の予算を決めて、その範囲内で楽しむようにしています。グッズは本当に欲しいものだけを厳選するようになりました。」
Cさん(25歳・大学院生)の場合
SNSでのファン同士の比較に疲弊
「声優さんを推していたのですが、Twitterでファン同士の『誰がより熱心なファンか』みたいなマウンティングに巻き込まれて疲れました。イベントに何回行ったとか、グッズをどれだけ持っているとか、そういう比較ばかり。私は学生でお金もないし、地方住みで気軽にイベントにも行けない。『自分は本当のファンじゃないのかな』って悩んで、推し活が楽しくなくなりました。思い切ってTwitterのアカウントを削除したら、すごく気持ちが楽になったんです。今はInstagramで情報収集だけして、自分のペースで楽しんでいます。」
Dさん(35歳・フリーランス)の場合
推しの活動休止で燃え尽き症候群に
「俳優さんを5年間推していましたが、突然の活動休止発表でショックを受けました。それまで推し活中心の生活だったので、急に目標を失ったような虚無感に襲われました。推し活以外の趣味も友人関係も疎かにしていたので、何をしたらいいのかわからなくなって。これがいわゆる『推しロス』というやつなんだと実感しました。今は新しい趣味を見つけたり、昔の友人と連絡を取り直したりして、徐々に生活を立て直しています。推し活も大切だけど、自分の人生はもっと広いんだって気づきました。」
これらの体験談からわかるように、推し疲れの原因は人それぞれです。
推し疲れから回復する対処法
推し疲れを感じたら、適切な対処をすることで心身の健康を取り戻すことができます。
ここでは、具体的な7つの対処法をご紹介します。
- 推し活のペースを落とす
- 金銭的な負担を減らす
- 時間管理を見直す
- SNSとの距離感を調整する
- 周囲と比較しない
- 一時的に推し活から距離を置く
- 同じ趣味の仲間と交流する
推し活のペースを落とす
まずは、無理のない範囲で楽しむことを最優先に考えましょう。
すべてのコンテンツやイベントに参加する必要はありません。
「選択と集中」を意識して、本当に参加したいものだけを厳選することが大切です。
具体的には、月に参加するイベントの数に上限を設けたり、定期的に「推し活休業日」を設定したりします。
何でもかんでも追いかけるのではなく、推しとの特別な思い出を作れるものを選ぶことで、質の高い推し活を続けられます。
金銭的な負担を減らす
推し活の経済的負担を軽減するためには、計画的な支出管理が欠かせません。
推し活専用の予算を月ごとに設定し、その範囲内で楽しむ習慣をつけましょう。
お金をかけずに楽しむ方法も考えてみましょう。
公式の無料コンテンツを活用したり、フリマアプリでの中古グッズ購入を検討したりするのも効果的です。
また、友人とグッズを交換したり、イベント参加費用をシェアしたりするのも良い方法です。
時間管理を見直す
推し活と日常生活のバランスを取るために、時間の使い方を見直しましょう。
SNSチェックの時間を制限するのは効果的な方法の一つです。
例えば、朝と夜の決まった時間だけにするなど、ルールを設けてみてください。
推し活のための時間を確保する工夫も大切です。
カレンダーに予定を書き込んで視覚化したり、仕事や学業の効率化で余裕を作ったりします。
無理な徹夜や睡眠時間の削減は長期的には続きません。
自分の体調を最優先に考え、無理のないスケジュールを心がけましょう。
健康を損なっては推し活も楽しめなくなってしまいます。
SNSとの距離感を調整する
SNSは情報収集に便利ですが、使い方によっては大きなストレス源になります。
推し関連のアカウントを整理したり、通知設定を見直すことで、情報過多による疲れを防げます。
重要な公式アカウントのみ通知をオンにしたり、定期的なSNSデトックスデーを設けたりします。
必要な情報だけを効率よく得られるよう、フォローするアカウントを厳選することも有効です。
周囲と比較しない
他のファンとの比較は、推し疲れの大きな原因です。
SNS上で見る他のファンの活動は、あくまで一部の切り取られた情報にすぎません。
自分なりの応援スタイルを大切にしましょう。
推しに対する気持ちは人それぞれ違います。
グッズの数や参加イベントの多さではなく、あなた自身の純粋な気持ちこそが本当の応援です。
他人と比べず、自分自身の楽しみ方を見つけることが大切です。
一時的に推し活から距離を置く
推し活をしているなかで疲れやストレスを感じたときは、自分自身を見つめ直す時間を設けましょう。
推し活にかけていたエネルギーを別の活動にシフトすれば、気分をリフレッシュできます。
たとえば、新しい趣味に挑戦したり、以前から興味があった分野を深掘りするのもおすすめです。
また、少しの間SNSから離れて、自然のなかで過ごす時間を作ると心が落ち着きます。
このように、自分をリセットすれば、再び推し活に取り組む際には新たな視点や意欲が得られます。
同じ趣味の仲間と交流する
趣味をともにする仲間との交流を通じて、自分一人ではないと気づき、悩みを共有すると安心感や助言を得られます。
オンラインコミュニティやSNS、リアルな集まりなど、多様な手段でつながりを築けますが、健全な距離感を保って、ポジティブな関係を維持することが大切です。
推し友と「最近疲れてない?」と本音で話せる関係を築くことで、孤独感が和らぎます。
ただし、マウンティングや比較が起こりやすい関係は避け、お互いを尊重し合える仲間を大切にしましょう。
推し疲れを予防するためのポイント
推し疲れを経験する前に、予防策を講じることも大切です。
ここでは、長く健全に推し活を楽しむための5つのポイントをご紹介します。
最初から予算と時間の上限を決める
推し活を始める際に、月の給料の5%までをグッズ購入に充てる、週に3時間までSNSでの情報収集に使うなど、具体的な数字で自分ルールを作りましょう。
明確な基準があることで、無理のない推し活が続けられます。
予算や時間の上限を決めることは、推しへの愛情を減らすことではありません。
推し活以外の趣味や人間関係を大切にする
多様な興味や人間関係を保つことで、精神的な余裕が生まれます。
一つのことに没頭しすぎると、視野が狭くなりがちです。
推し以外の趣味や友人との時間を大切にすることで、推し活もより楽しめるようになります。
バランスの取れた生活が、結果的に推し活の質を高めるのです。
定期的に推し活の見直しをする
月に一度、自分の推し活を振り返る時間を設けましょう。
「今月は楽しめたか」「無理をしていないか」「予算内に収まっているか」などをチェックします。
定期的な見直しの機会を設けることで、推し疲れの兆候を早期に発見できます。
また、推し活の楽しさや充実感を日記などに記録することで、自分の気持ちの変化に気づきやすくなります。
完璧なファンを目指さない
「すべてのコンテンツを追いかけなければならない」という完璧主義は、推し疲れの大きな原因です。
推しを応援する方法は人それぞれで、正解はありません。
自分のペースで、自分らしい応援のスタイルを見つけましょう。
自分の心と体の声に耳を傾ける
疲れを感じたら無理をせず、休むことも大切な選択です。
何より重要なのは、自分の心と体の声に耳を傾けることです。
「なんだか疲れたな」「最近楽しくないな」という気持ちを無視せず、早めに対処することで、推し疲れを予防できます。
自分らしい推し活を取り戻すためにできること
推し疲れは、推し活をしている多くの人が経験する自然な反応です。
好きなものを応援することは喜びであると同時に、時に負担になることもあります。
しかし、適切な対処法を知り、自分自身のペースを尊重することで、持続可能な推し活を実現できます。
この記事でご紹介したチェックリストや対処法の中から、あなたの状況に合ったものを選んで実践してみてください。
推し活は強制ではなく、あくまで自分の楽しみのためであることを忘れないでください。

推しとの健全な関係を築くためには、自分自身との健全な関係が前提となります。
自分の気持ちや体調を最優先に考え、無理のない範囲で応援を続けることが、結果的に長く推しと関わっていける秘訣です。
あなたの推し活が、これからも長く豊かな時間となることを願っています。